閑喜弦介ソロギターリサイタル Recital de guitare solo Gensuke KANKI

2024年2月

東池袋にあるカフェ&ギャラリー”KAKULULU”
そこの店主、ユウくんとはもう随分古い仲で、親友となるきっかけは音楽でしかなかった。
彼とはお互いの近況を教えあっているのが常で、その内容は音楽と店に関する事がほとんど。
閑喜弦介を彼から教えてもらったのが2年前。
この人知ってる?
youtubeを開く。
おどろいた。
これこそ日本の旗を立て、世界に提示すべき音楽のひとつだと思った。
”洗練された”という表現はこの曲のためにあるように思えた。
相当綺麗な曲だった。作曲は閑喜弦介。フィールドはクラシック、斬新一撃だった。

https://youtu.be/p7yK8eoOnvw?si=gDpVMgHPObAgLAc1

フランス人の女性が歌い閑喜弦介がギターを弾く。
飾り気のないシンプルなムーヴィーはその素晴らしい楽曲をより強調させているようだ。
それから彼を追うようになり、彼に連絡がつけれるようになった。

ユウくんから”KAKULULU”9周年で彼を呼べることになった連絡をもらい
偶然にもその周年に僕たちzodiacの出演も依頼され、KAKULULUで同じ出演陣として
会えることになったのだ。それが昨年2023年4月。

KAKULULUの周年はB1にあるギャラリーと2Fのカフェで交互にパフォーマンスが繰り広げられる。
東池袋の小さな三角のビルはその日、東京発の音楽で満たされる。
アーティストが発表になる前にチケットがソールドアウトしてしまうほど名物化しているスモールなフェスと言えよう。
アーティストそれぞれのフィールドは溶け合い現代的な化合を見せ
そこに集まるミュージシャンでしっかりとしたシーンを築き上げている。
そういった現場で彼と会えるきっかけもユウ君あってのこと。

そこで彼と彼のマネージャーにも相談をもちかけ、ゆっくりと時間をかけタイミングを探し
新丁でのリサイタルが決定したわけである。
もう少し掘り下げてみる。
ユウくんが閑喜弦介を知ったのは、ドラマーの石若駿くんからだった。
世界的ミュージシャンが見ている物の鋭さには驚くばかりだ。
ユウくんと石若駿くんの間柄もかなり深く、駿くんのsong book trioが
新丁で実現したのもそこからだ。
そしてその奥には類家心平の存在も無視できない。
音楽の根はこのように張りつめていく。
KAKULULU外壁の蔦をみているようだ。

30名限定のリサイタルです。
お見逃しなく、

俊文書道会 田名部りょう作品展

2024年1月


八戸発というべき俊文書道会、今年の展示です。
毎年恒例となっている西里先生との企画、いままでは
3人タッグのチームで登場してまいりましたが、
今年は、田名部りょう君のソロ展。
この春社会に出る、りょう君。
それを記念に先生がプレセンしてきたのだ。
その名の浸透も進んだこの時期に
ソロ展をもってくる渋さはなかなかであり、
その重みの増しを、深く感じるのであります。
そして
俊文書道会初のソロ展は、新丁でなければ
なのです。

YAM展2024 Abustract

2023年12月

60年代からのヤムの旧友、金田出秋さんの展示で締めくくった2023年。
年初めのヤム展もさりげなく定着し名物化している中。
ねらったわけではない。自然にそういう流れになっていたのがこの二人のクロスフェード。
そんな流れをさりげなく作ってしまうこの大人達。
共に洋服をデザインしていた頃から、方法は違えど一切ぶれる事なく
走り続けているこの二人の姿はしっかりと見て欲しい。

電化(iPad)するヤム。エレクトリックはあっという間にヤムの日常に溶け込んで
画を描く方法はもちろん場所まで変えてしまえている。
さらに描いている段階も履歴となり、保存され
それがタイムラプスとなり動いていく。
エレクトリックに乗ったヤムの画。表現の幅は広がるばかりだ。
このタイムラプス作品は、JunFuruya OtherSide Quartetの
PVで今年リリースが決定している。
電化することによりヤムの画がもつオーガニックな部分は
よけい強調され、この時代にマッチしているように見えてしまう。
昨年のエルメート・パスコアールのポスターに
パステルを選んだところもヤムらしい。

animal is… Hideaki Kaneta Exhibition

2023年11月

1960年代から原宿ゴローズ、渋谷HELLOを経て、FAROUT BEYOND,Tomorrow Landではバッグの企画・デザインを10年担当している。デザイナーのHiroko Hayashiさんとも随分ゆかりが深く、
ブランドの立ち上げやデザインなど共にしている。専門職としてデザイナー達に信頼され、さまざまなメーカーに在籍した革職人、金田日出秋さん。現在73歳。その傍らライフワークというべきであろう長い間作り続けてきた革の動物のぬいぐるみが彼のアトリエにはいくつもある。
動物園にでかけてはスケッチを繰り返し、パターンをおこし精密に縫われた革の動物達。
オールレザーの質感はロマンを感じずにはいられない。
さまざまなブランド在籍したあと、取り憑かれたように制作に取り組んだ作品達。
年も年だし、そろそろ手放してもいい頃だろうと、その動物達を一同に展示販売する機会をいただいた。
当然ながら金田さん自身も初めての事。
1970年代からヤム渋谷HELLOで同籍。
洋服を作っていた頃のヤムの仲間なのである。

昨年から動いてきた集大成ともいえるこの企画
いよいよ11/18から新丁でスタートする。

ZANKO Exhibition & Performance

2023年10月

ジャズトランペッター、類家心平と
書家、白石雪妃がユニットとなり、即興表現により
書と音によるるインスタレーションを見せるヴィジュアルアートプロジェクト。
それがZANKO(ザンコ)である。

無意識下で繰り広げられる即興の音と書は、
残り香、残光のように消え残る。
音の記憶を含んだ書と、描かれたものに触発された音とが織りなす時間と空間の体験。〜ZANKO

ZANKOは、八戸出身であり、類家けんじろうを父にもつ類家心平のもう一つの側面でもあるだろう。
そして白石雪妃は、伝統的な書を基に書道を総合芸術として昇華させることにより
世界から評価され、パリ、NYでの個展、パフォーマンスも行うほどの現代書家。
さらに今回はゲストプレーヤーとして
ピアニスト田中信正も加わりより豪華なパフォーマンスになるだろう。
青森では初となるこのユニット
芸術鑑賞にはぴったりの季節に、是非楽しんでいただきたい。

この企画はZANKOにより描かれた作品の展示、そしてパフォーマンスにより構成されます。
展示は、11/3(金)からスタート。
パフォーマンスは
11/5(日)
開場14:00
開演15:00
入場料 ¥3,000(税込)
30名さま限定で行います。
ご予約は
メール  saulebranche@gmail.com
☎️ 0178-95-9017
instagramメッセージなどで受付いたします。

shinchõ BOTTLE ランプ展

2023年10月

10/14(土)から4日間で開催いたします。
空き瓶を再利用する新丁ボトル。
たくさんのランプをつくりました。
今年は、鉄職人のzaccaji コウゾウくんと組んで
長年に渡り構想していたアイアンスタンド型のペンダントランプの開発に成功し
初販売となります。
アイアンの重量はスタンドとしての安定感を倍増させ
とてもいいです。4台制作しております。
そのほかいつも通りのペンダントやスタンド、キャンドルホルダー、ポッドなど
盛りだくさんです。
もちろんYAMの Meny Flowersもお楽しみに!

sowale pop up shop

2023年9月

ソワレエッセイ


僕と只松さんとの出会いはcotomono 今村素子さんが、ドイツで展示を行った際、
当時ベルリンで文房具店を営んでいた只松夫妻と知り合いになったのがはじまり。
cotomonoは日本という和の土台の上で、形から自由にモノに作り上げる超個性派で
海外視野のアーティストだ。不思議な風を吹かせてくる。


新丁でcotomonoとの企画が決まり、その会期中に訪ねて来たのが
ベルリンから遠野へ生活の場を移したばかりの只松夫妻だった。
只松夫妻は地元福岡でsowaleという文房具店をスタートし、その店をベルリンに移転。
ベルリンでの生活をはじめた。そこでのさまざまな出会いや繋がりは
只松さん自身の執筆活動をも活発にさせていく。
そして自身の作品とそのポエトリー・リーディング。
影、音や音楽を重ね立体的に文学を表現する。
“Der Mann von dem Buch”
只松さんが書いた本。
ドイツ語のタイトルの邦題は “本の男”


昨年暮れに新丁で展示したこの”本の男”のプロジェクトもベルリンで結成されていた。
“本の男”は少女が1人の男を本にしていく物語。
その展示はかなり斬新な空間を作り上げる。
番号だけがふられた同じ本が11冊並んでいる。
1には1章が印刷されあとは白紙。
2には1と2章。番号ともに章の印刷が増えていく。
ベルリンで手製本された美しく立派な装丁の本で表現されるインスタレーション。
いままでに東京〜ドイツ〜スイスと開催され八戸にバトンをもらったのだ。


“本の男”の会期中にコロナ渦でなかなか動けずにいた只松さんは
再びベルリンを訪問する計画をたてていた。
さまさまな事を話していくうち僕らはいつかsowaleをポップアップ出来たら楽しいだろう考えた。
お店の復活ではなく限定のポップアップショップなら足どりも軽い。
何よりベルリンに行くなら買い付けも? 只松さんも楽しそうだった。

”sowaleの看板はまだありますか?”

“あります”

僕達はsowaleのポップアップを計画した。そして只松さんはベルリンへ。
それからしばらくして連絡がきた。


急な話だった。福岡に移住することになったと。
僕にとって彼らが離れた場所にいくのは随分とショックな話だったが、
僕らが計画したsowaleのポップアップを最後に只松夫妻は福岡へ移住することになる。
オリジナルで製作したノートや文房具、さらに古い雑貨達は目玉となるだろう。
ベルリンから時空を超えsowaleが1日限定で新丁に現れる。
その日はsowaleを充分に堪能したい。

出会いの話にもどるがcotomono今村素子さんを新丁に連れて来たのが、
zilch の千鶴ちゃんであることがまた何とも面白い話である。

“Pimenta” Yukie Monnai Exhibition

2023年7月

個性的なラテン・フレーヴァー。
どこか南の国を想わせるような彼女の作風は、
メキシコ、ブラジルやベナンでの滞在制作や個展を経験しているのが物語っている。
大きな要素のひとつであろう。
日本国内でも彼女の展示を行なっているお店もやはり南の匂いがする場所が多く
最近では渋谷のアフリカ料理の名店
Los Barbatos(ロスバルバトス)の看板を手がけ名作を生みだしたばかり。
新丁のちょっとしたブラジリアンテイストともやはり相性がいいのだ。
今回は彼女のモチーフとしてよく登場する唐辛子をテーマにした作品展
ピメンタで登場。
彼女が描くなんともかわいい唐辛子がふんだんに入った作品が並ぶ訳である。
一見、ポップでキュートな世界だが彼女の作品には人間の根源的な部分も
感じられるのが新しさでしかないのだ。
彼女の新作是非ご覧いただきたい。

企画展”Pimenta”
会期中はカフェでもテーマにあわせたピリッと辛い唐辛子料理がお楽しみいただけます。
そしてさらに最終日は
シンガー児玉奈央さんがクロージングライヴで花を添えます。
ソールブランチ新丁の夏、お楽しみください。

児玉奈央クロージングライヴ
30名さま限定となります。
8/27(sun)
open 16:00 start 17:00
入場料¥3,500(税込)前日まで  当日¥4,000

ご予約は電話メール、メッセージでどうぞ
tel.0178−85−9017
mail. saulebranche@gmail.com

çaipo-z-ion

2023年6月

サイポジオンと読みます。
6/1よりギャラリーをアトリエとして使用し
今からさまざまな物を制作します。
プリントを軸に、布、紙、レザーさまざまな素材と8版のシルクスクリーンから
形、ドローイング、ポエム、などの素材をサンプリングしていきます。
同じものを大量に刷るのではなく素材の組み合わせを少しずつ作っていきます。
だから僕達にもどんなものが出来るのかわかりませんが
刺激的なものになると思います。

6/17(土)から一週間アトリエをそのままショップに転換し販売いたします。
期間中のキッチンは全日、南国食堂shan2、6かく珈琲がパフォーマンスしてくれます。
僕達は全日ホームにて在廊いたします。

ストーリーに出来るだけリアルタイムを心がけますので、
今から追っていただければ楽しいと思います。
原始的で実験的な企画
僕たちがzodiacの最新型のセッションをいたします。

“Portrait of The Wiz” Hirosuke”Deko” Doi

2023年4月

写真家・土井弘介、ぼくらはジョアン・ジルベルトというボッサ・ノヴァへの敬愛からこの人に出会った。出会った瞬間に「あっ、同じ血筋の人だ…・・」と直観したのは忘れない。
それから3年の月日が流れ、2022年晩秋、今回の展示の打ち合わせのため土井さんの住む長野県根羽村で再会した。
ぼくらは、土井さんがNY時代に出会い、生涯のSoul Brother となったトリニダード生まれのアーティスト、ジェフリー・ホールダーを撮った”土井弘介・写真展”を考えていた。
ぼくらのそんな企てを土井さんに話していると…「ジェフリーは黒人だけがキャストのオズの魔法使い“The Wiz”という舞台の衣装部門と演出部門でトニー賞を受賞しているんだ。
ぼくはジェフリーの友人ということで舞台裏の写真をたくさん撮ったんだよ」といって棚からポートフォリオを引っ張り出してきた。
その中から数枚の写真をテーブルの上に並べた。そこには黒人のアクターたちがキリッとポーズをとったり、ちょっとおどけてみたり、微笑んでみたり…とにかくサイコーの表情に溢れていた。
「土井さん、The Wiz のポートレイト展やりましょうよ!」
2人の意見は同じだった。

ジェフリー・ホールダー:
1930年トリニダード島に生まれる。
ダンサー、作優、演出家、デザイナー、画家、写真家、あらゆるメディアを使い“生命美”を表現するマルチアーティストである。
1957年から NY を拠点とし、バレエやミュージカル舞台、映画作優として多くの作品に出演している。
1973 年「007 死ぬのは奴らだ」でロジャー・ムーアと共演し強い印象を残した。
そして1975年
“The Wizが絶賛され、トニー賞2部門を受賞した。惜しくも2014年に亡くなっている。

土井弘介:
彼の 70 年代 NY マンハッタンでの活躍はジェフリー・ホールダーの存在なくして語れないだろう。
ジェフリーとの初めての出会いは、プレイボーイ誌が発行する Oui という雑誌の撮影で
ヘルムート・ニュートンの助手として同席した時であった。
初めて会った時、彼はジェフリーの背中に飛びのった。「でかい!」ジェフリーは大男だった。それから2人の素晴らしい交友が始まった。
ジェフリーは彼をダンスシアター、ディスコ、ギャラリーやアトリエのパーティー、ファッションショーなどへ連れ出した。
彼は時代の先端を目撃していた。そしてウォーホル、ダリ、マドンナをはじめとする70°sNY セレブリティのポートレートを残すことになる。
彼のNY時代のニックネームは “Deko”
「Hey Deko!今日も来てたんだね。フィーリングはどうだい?」会話が聞こえてくるようだ。
Deko と役者との関係は日を追って深まっていった。この小柄な日本人のフォトグラファーはみんなから好かれていたことが写真から伝わってくるだろう。
本番前舞台裏ならではのラフなポージングと緊張感。
ドキドキする。イメージが膨れ上がり、まるで現場を目撃しているかのようだ。
ジョアン・ジルベルトのポートレートだってそうだった。彼の写真はその場の空気まで再生し伝えてくる。
今回もまた最高の空間が出来上がるだろう。