ADD SOME MUSIC TO YOUR DAY

2024年10月

ADD SOME MUSIC TO YOUR DAY

本屋とレコ屋がっちり楽しんでいただく2日間。

BOOKNERDとCOWBELL RECORDSがやってきます!
もはや言わずと知れた盛岡BOOKNERD、そしてレコードショップとして今回初デビューとなるCOWBELL RECORDSのデュエット
お楽しみいただける事と思います。

さらに初日3日の夜には
BOOKNED 早坂さんによる
スペシャルトークプログラムもご用意しております。こちらもどうぞお見逃しなく!

ADD SOME MUSIC TO YOUR DAY
すべてのミュージックラヴァーズに捧ぐスペシャルトークプログラム

“僕の部屋へおいでよ”
早坂大輔(BOOKNERD)

“僕は二十歳だった。
それがひとの一生でいちばん美しい年齢だ などとだれにも言わせまい”
ポール・ニザンは青春という時間のことをそのように形容した。
人生でいちばん残酷で美しい時間を、あなたは誰と、どこで、何をしていましたか。
すべての恋人たちと、恋人のいる時間に捧ぐ、甘くてほろ苦いレコードガイド

BOOKNERDの著書
“ぼくの部屋へおいでよ”は、
こんな序文からはじまる。
そこからいわゆるジャケットが
ならべられたディスクガイドがはじまる訳だが、アルバム情報よりもその音楽の空気感を伝えてくれているようで
イメージも無限にふくらんでくる。

ディスクガイドは絶大な情報を
あたえてくれる私達ミュージックラヴァーズの味方。
時代とともにあらゆる種類のディスクガイドが出版されてきた。
ソウルミュージックを掘ったブラックディスクガイド
ブラジリアンを掘ったムジカロコムンドも衝撃的だったし、
ある特定のジャンルをもって紹介するものが大半であった時代から新しい掘り方が見出されてくる。
フリーソウルという新しく切り口をもうけ、
ジャンルを超越したセレクションで見事にジャンル化させてしまったSuburbia Suiteカフェアプレミディの橋本さん、
さらには鎌倉カフェヴィヴモンディモンシュ堀内さんのDomingo は”日曜日の音楽”というカテゴリでセレクトし、
カエターノとガルの同タイトルの名盤をアートワークに起用、インパクトも相当なものだった。
そして2023年
“僕の部屋へおいでよ”が盛岡ブックナードからうまれた。
これまでの歴史に挙げるべき次世代のディスクガイドといえよう。

バイトしていたレコード屋
ある日彼女がそのドアを開けた。
ブロッサム・ディアリーやローラ・ニーロ。
彼女が選ぶレコードのセンスときたら。会計をしている時に交わした言葉。
忘れられなくて彼女が店にまたやってくるのを待ちわびて。それで思い切って声をかけてみたんだ。
“あ、あの、ぼくとドライブにいきませんか?

ディスクガイドはその続きからふたりの恋に音楽を重ね進んでゆく。
スマホをいじれば大半のものが聴けてしまう時代、入り口にジャンルや専門的ガイドは、もはやヤボなのかも。
本と音楽のこの企画
ADD SOME MUSIC TO YOUR DAY
のトークプログラムは
ディスクガイドに紹介された曲を
一緒に聴きながら本の制作のことや彼の輝かしい仕事ぶりまでのぞいてみたい。BOOKNERD を掘ってみようじゃないか。

11/3(日)
開場18:00 / 開演19:00
入場料¥2,200(カレー付)
予約制20名さままでとなります。
ご予約はメール、メッセージなどで
お待ちしております!

初日11/3(日)
トークイヴェントのためカフェは
16:00でクローズいたします。
POP-UP SHOPは
通常通り18:00までご覧いただけます。

シリーズ喫茶の文庫 第24話 図書館ウォーカー 〜旅のついでに図書館へ

2024年10月

オラシオといえば音楽好きには話は
早い。ポーランドジャズを日本に紹介し、みごとにそのカテゴリーを日本に確立させた優秀なライターである。筆を持つものとして在るべき姿、そして誇れるのは、私達と同じ青森県民なのである。当時はアルバムライナーノーツや、ジャズ批評はじめ、音楽以外でもさまざな執筆をしながらの、図書館員であったのだ。それが今、増販され続編まで出るという快挙を遂げたこの“図書館ウォーカー”の出版にストライクで繋がったのだ。
図書館員であったころから、他の地にある図書館に訪れてしまう習性をもち
その優れた箇所をここで活かせないかと自然に考えるようになっていたようだ。といってもこの本、図書館のガイドブックの振りをした図書館に軸をおいたオラシオの旅の手記といえばいいだろうか。運転免許証は持たず列車やバスをつかい目的図書館までたどりつく。その道のりやそれぞれの場所で感じ出会うものや食べ物、と図書館のこと、彼の文体。六角精児のディーゼルが流れ番組がはじまるようだ。
今回は図書館ウォーカー2の出版記念として招き喫茶の文庫でお話していただきます。

oveja negra RAKU

2024年9月

RAKUを主催するMiki Nagamineさんを新丁に連れてきたのが
ジプシー的なフォークを歌うシンガーソングライターphokaであった。
昨年の早い時期だった。
phokaはトルホヴォッコ楽団の一員でもあるし、我々とはさまざまなつながりがある人。
そして彼女は旅人でさまざまな国に訪れていて、近年では突然インドへ行き
ハルモニウムというヴィンテージのオルガンを買ってきたり、
それもあっという間に彼女なりの方法で使いこなしたり
ジプシー的とはそういう意味ではないのだろうがジプシー的なのだ。

phokaがメキシコに訪れた際に出会った日本人がミキさんだった。
あたたかく迎えてくれたようで随分世話になったようだ。

ミキさんはメキシコで”RAKU ZAPATOS”という靴のブランドを立ち上げ
靴の製作を生業としながら、現地先住民の民藝とコラボレーションを実現させ、
さらには技術継承の新しい形を生み出そうと相当素敵な動きをされている方。
そして美しい。日本人であるが南米の自然な肌色で、バックグラウンドを背負い内側から生き方が滲む
美しさは初めて会った時から忘れられない。

今回のタイトル、oveja negra(オヴェジャネグラ):黒羊
には、物の背景や作っている人たちの生き方を総称した深い意味合いが込められている。
それを全日在廊する彼女からさまざま聞いてみてほしい。
文化背景への人類学的洞察も深め、メキシコスタンダードに寄り添った物作りと展示。
めったにおめにかかれない企画です。

企画展のスペシャルプログラムとして
phokaのキャンドルナイトライヴも開催。
今回は新丁カフェにて、キャンドルの穏やか灯とともに
うたや生楽器の音、そしてトークでもおもしろいお話がきけるはずです。
素敵な土曜の夜をご一緒しましょう。

20名さまの完全予約制
フード、ドリンクもご用意しております。
お申し込みご予約は
メール、メッセージ、などでどうぞ。
電話でもお受けいたしますが不在が
多いとおもわれます。

saulebranche@gmail.com
0178-85-9017

こむろしずか 詩と陶

2024年8月

北海道の陶芸家、こむろしずかさんの個展を開催いたします。
ねらっているわけではないのですが、2年に1度の割合で行っていて
そのインターバルは私たちにも、こむろさん自身の制作にもちょうどいいのかもしれません。
彼女の特徴である、自然をモチーフとした絵付けは、日常生活に彩りをあたえてくれます。
普段使いとして是非生活に取り入れてもらえたら嬉しいです。
こむろさんの器お楽しみください。

トルホヴォッコ楽団のサマーライヴ HAPPY HOUR 2024

2024年7月

今年10年を迎えるトルホヴォッコ
トルホヴォッコ楽団のニューシングルもまもなくリリース!
今年の舞台の準備も着々と進んでいます。
さらに今年10月には楽団山梨公演も決定。
勢いが増しているトルホヴォッコ楽団のライヴを新丁で開催いたします。
コントラバスに工藤精、もちろんphokaもやってきます。
楽しさ倍増間違いなし。
おとなもこどもも一緒にあそぶ。
イマジネーションの国の音楽隊。
是非お越しください!!!!!!

8月18日(日)
開場 15:00
開演16:00
入場料 ¥3,000 1ドリンク付き
予約は
メール、メッセージなどでどうぞ!
電話でも受付いたしますが、不在が多いです。

caipozion 2

2024年6月

サイポジオンと読みます。
今年テーマとして掲げたのは2。
もっとも小さい組織。
デュオ・コンビ
2の可能性
そして2回目ということ。

2回目

大岡弘晃 ”Enchantment is ours” 小中野新丁

2024年4月

大岡弘晃。彼の展示を初めて企てたのが、2019年。
”金のきざはしからダンスする”
初めて滞在する八戸の気を受け止め描き上げた作品達だった。
Do you coppy えんぶりの空気が残っている。
そう言っていた。
あれから彼は宮崎県立美術館の企画展をはじめ、怒涛のような活動を続け、さらには敏腕なキュレーターがつく。
時々近況を報告しあう中で、そうとうなスピードにのって進んでいるように感じていた。

今回、小中野新丁と題しているのは
ダブルミーニング。店と地名だ。
どちらも新丁(小中野八丁目)に位置するソールブランチ新丁と6かく珈琲
この2店舗を会場として展示パフォーマンスを行うからだ。
歩いて1分ぐらいの距離を周遊するのも楽しいだろう。
季節もいい頃。そしてゴールデンウィーク。
スペシャルな企画。

風格を上げ続けている大岡弘晃の魔法の中で
カフェタイムをお楽しみいただけたら幸いです。

ソールブランチ新丁での企画展最終日には
クロージングイヴェントもご用意しております。
素晴らしい歌唱を持つ実力派シンガー大和田慧さんがソロライヴで
企画展クロージングに花を添えます。
二人の親交は深い。
決して客前を目的とせず、まるで作品をラッピングするように展示会場で歌入れすることをしていたり
昨年には、慧さんの作品のアートワークを大岡弘晃が手がけ2枚の作品をリリースしたばかり。
第一弾では、R&BシンガーZin氏、世界で活躍するジャズトランペッター黒田卓也氏をfeaturing
現在彼女のspotifyではトップソングになっている。
NHKみんなのうたでも彼女の作品がオンエア中。
メロウなR&Bからジャズ、ポップ、フォークまで彼女の歌にはボーダーはなく
歌えば彼女の世界で表現されてしまうような魔法性をもっているシンガーです。
限定30名のクロージングライヴです。

大和田慧クロージングライヴinfo
5/18(土) 開場18:00 / 開演19:00
入場料 ¥3,000
予約完売の際は当日はございません。
ご了承ください。

お申し込みはメール・メッセージでどうぞ。
お電話でもお受けいたしますが会期前は不在が多いです。

6かく珈琲では
5/5(日)光風のライヴも企画されています。
そちらは6かく珈琲のinfoからアクセスしてみてください。

小中野新丁のゴールデンウィーク是非お楽しみください!!!

“Paper Botanica Wonder Land ” qloom papel exhibition

2024年3月

クーちゃん(qoom papel)は昨年のçaipozion の最中に
でかい紙の花をもってやってきた。 
花びら一枚からすべて紙で素材を作りそれを花が形成されるように組み合わせ立体を作り上げていく。
まず驚いたのはその大きさだ。
それからは新丁の展示にあわせた
オブジェの制作を何度かお願いした。
門内さんの展示には唐辛子を
只松さんのソワレでは、只松さんの
ポスターで花をつくってもらったし、
金田さんのanimal is ..ではかんなくずのオーナメントを作っている。
すでに展示のスパイス的にご覧いただいている方もいるだろう。
今まで美術館やマチニハ、南郷文化ホールで展示やワークショップを行なってきた彼女だが、今回は初めて直立した立体で表現する展示を試みる。
タイトルがそれを物語っている
紙のお花の不思議の国。
それは体験的な展示になるのかもしれない。

会期中
彼女のワークショップが行われます。

ペーパーフラワーは3日間
3/25(月)
 31(日)
4/6(土)

かんなくずオーナメントは1日
3/26(火)

いずれも
14:00〜2時間程度
お一人様¥3,300
参加ご希望はメッセージ、メール、お電話にて受け付けいたします。

teto ceramics store

2024年3月

テトの季節です。
料理を盛るのが楽しみになる器。
例えば一輪の花が手もとにあったなら
あの一輪挿しが楽しくさせてくれるでしょう。
マグのとっての上に親指をのせて珈琲を飲んでみてください。
テトセラミックス
石井啓一氏の器はそれを使う人の日常にサラっと溶け込んで
程よい楽しさをくれる。
何か一つでもテトを日常に取り入れてみてください。
4日間の開催です。

閑喜弦介ソロギターリサイタル Recital de guitare solo Gensuke KANKI

2024年2月

東池袋にあるカフェ&ギャラリー”KAKULULU”
そこの店主、ユウくんとはもう随分古い仲で、親友となるきっかけは音楽でしかなかった。
彼とはお互いの近況を教えあっているのが常で、その内容は音楽と店に関する事がほとんど。
閑喜弦介を彼から教えてもらったのが2年前。
この人知ってる?
youtubeを開く。
おどろいた。
これこそ日本の旗を立て、世界に提示すべき音楽のひとつだと思った。
”洗練された”という表現はこの曲のためにあるように思えた。
相当綺麗な曲だった。作曲は閑喜弦介。フィールドはクラシック、斬新一撃だった。

https://youtu.be/p7yK8eoOnvw?si=gDpVMgHPObAgLAc1

フランス人の女性が歌い閑喜弦介がギターを弾く。
飾り気のないシンプルなムーヴィーはその素晴らしい楽曲をより強調させているようだ。
それから彼を追うようになり、彼に連絡がつけれるようになった。

ユウくんから”KAKULULU”9周年で彼を呼べることになった連絡をもらい
偶然にもその周年に僕たちzodiacの出演も依頼され、KAKULULUで同じ出演陣として
会えることになったのだ。それが昨年2023年4月。

KAKULULUの周年はB1にあるギャラリーと2Fのカフェで交互にパフォーマンスが繰り広げられる。
東池袋の小さな三角のビルはその日、東京発の音楽で満たされる。
アーティストが発表になる前にチケットがソールドアウトしてしまうほど名物化しているスモールなフェスと言えよう。
アーティストそれぞれのフィールドは溶け合い現代的な化合を見せ
そこに集まるミュージシャンでしっかりとしたシーンを築き上げている。
そういった現場で彼と会えるきっかけもユウ君あってのこと。

そこで彼と彼のマネージャーにも相談をもちかけ、ゆっくりと時間をかけタイミングを探し
新丁でのリサイタルが決定したわけである。
もう少し掘り下げてみる。
ユウくんが閑喜弦介を知ったのは、ドラマーの石若駿くんからだった。
世界的ミュージシャンが見ている物の鋭さには驚くばかりだ。
ユウくんと石若駿くんの間柄もかなり深く、駿くんのsong book trioが
新丁で実現したのもそこからだ。
そしてその奥には類家心平の存在も無視できない。
音楽の根はこのように張りつめていく。
KAKULULU外壁の蔦をみているようだ。

30名限定のリサイタルです。
お見逃しなく、